インターネットの概要


    インターネットとは

    本学のネットワーク



■学内ネットワークの接続形態

    1. LAN (Local Area Network)

     構内情報通信網のこと。
     オフィス内やビル内など限られた範囲内のコンピュータ同士を 接続し、データをやり取りできるようにすることで、各種のサービスを実現する ネットワーク・システムのことである。
     接続しているコンピュータは、各種サーバ機パソコンなどがある。
     最近では、パソコンなども標準でLAN接続可能な製品が増えてきたため、 学内のWindows系パソコンMacOS系パソコン は殆どLANに接続して利用されている。 LANへの接続は、建物内はツイストペアケーブル(カテゴリー5やカテゴリー5e)または、 100BASE-T1000BASE-Tと呼ばれるタイプのケーブルでコンピュータに接続されている。
     一方、スマートフォンやタブレットPC等は、電波を使用した通信が基本であり有線接続ができないため、 Wi-Fi(ワイファイ、Wireless Fidelity)と呼ばれる無線LANで接続する。

    2. バックボーンLAN (Backbone LAN)

     学内の建物間は、流れる情報量が多くなるため、光ファイバーを伝送媒体とした高速ネットワーク(伝送速度は40Gbps) で接続されている。また、各建物内の LAN とは、スイッチと呼ばれる装置で接続している。 ●単位に関する参考ページ(「FA屋の溜まり場」運営委員会)


■関連用語

    1. IPアドレス(IP Address) (ネットワーク上の住所のようなもの)

     TCP/IP の IP(Internet Protocol) プロトコルでネットワークおよびネットワーク内の 各コンピュータを識別するために振られる番号(アドレス)のことである。
    プロトコルとは、 コンピュータ等の電子機器間で通信する際の取り決め。通信規約,通信手順などの意)
     この番号は、一般的(IPv4)に4バイトであり(32ビット)、8ビットごとに 区切った4つの数字、
    "133.64.72.12" (当学科のWebサーバ)で表記されている。
     4バイトで表現できるアドレス数は、約43億(4.3×109)であり 世界人口より少ない数である。  そこで、今後のIP放送、IPテレビ電話、IP電話、IP家電などのネットワーク接続を考えるとアドレス数が不足するため、 新たな規格として"IPv6"が登場している。 この規格は、アドレスを8バイト(128ビット)で表現するので、約3.4×1038ものアドレスが利用できる。
     IPアドレスには、世界で通用するグローバルIPアドレスと企業内あるいは家庭内だけで 通用するプライベートIPアドレスがある。
    以下のプライベートIPアドレス以外がグローバルIPアドレスである。
      ◆10.0.0.0~10.255.255.255
      ◆172.16.0.0~172.31.255.255
      ◆192.168.0.0~192.168.255.255 ← 一般的によく使われるプライベートアドレス

    2. インターネット(the Internet)

     ほぼ全世界にまたがるコンピュータ・ネットワークの集合体のこと。  UNIX の LAN を相互接続する形で形成されてきたが、現在ではパソコンLAN などとも接続されており、電話網に次ぐ巨大な通信インフラとなっている。
     IPアドレスとして、グローバルIPアドレスが利用される。

    3. イントラネット(Intranet)

     インターネットの技術を企業内の情報システムに取り入れ、情報共有や業務支援に 活用するためのシステム形態。
     通常は、IPアドレスとして、プライベートIPアドレスが利用される。

    4. IP 接続(Internet Protocol Connection)

     TCP/IP という通信プロトコルを利用した、インターネットへの接続方式。
     IP接続でインターネットにつなげば、電子メールニュースファイル転送リモート・ログイン WWW など、 すべての機能が利用でる。

    5. ドメイン(Domain)

     大規模なネットワークを構成する論理的なグループのことで、 各グループに付与した名称をドメイン名と呼んでいる。
     日本国のJPドメイン名の分類は、 「属性型JPドメイン名」と「地域型JPドメイン名」、「汎用JPドメイン名」に分類されている。
     属性型JPドメイン名は、大規模ネットワークを構成する個々の小さなネットワークや、 コンピュータ、ユーザーを識別するために使われ、組織の属性 (企業や教育機関、政府など)、各組織各組織内部署というよう に階層構造のドメインに分けています。
     例えば、大阪産業大学の建築・環境デザイン学科の Web サーバの場合、それぞれの ドメイン名ごとに「.」(ピリオド)で区切って"www.edd.osaka-sandai.ac.jp" という具合に表記します。
     「.」で区切られたドメイン名の構成要素を、 右から第1レベルドメイン(トップ・レベル・ドメイン)、 第2レベルドメイン(セカンド・レベル・ドメイン)、 第3レベルドメインと呼んでいます。
    日本の場合、第1レベルドメイン名に .jp を使い、第2レベルドメイン名 として、以下のものが使われています。
      (1). ac = 教育および学術機関,
      (2). co = 商業法人(企業),
      (3). go = 日本国政府機関,
      (4). or = 非商業法人(非営利団体),
      (5). ad = JPNIC の正会員が運用するネットワーク,
      (6). ne = ネットワークサービス,
      (7). gr = 法人格を有しない団体,
      (8). ed = 保育所、幼稚園、小学校、中学校、高等学校等18歳未満の児童・生徒を対象とする組織,
      (9). lg = 地方公共団体等
    以上、JPドメイン名の分類としては、以下の3種類に分類される。
     ■属性型JPドメイン名 → 首相官邸大阪市役所大東市役所
     ■地域型JPドメイン名 → 大阪府庁東京都庁
     ■汎用JPドメイン名     → mixi

    第2・第3レベルドメインは、 社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター (Japan Network Information Center [JPNIC])が国際的に 一意性の保証されるドメイン名を構成するための 割り当てを
    行って、それを管理しています。

    JPNIC

      JPNIC ドメイン名のしくみ   →ドメイン名とは

      JPNIC JPドメイン名の歴史   →要約

      JPNIC ドメイン名の種類   →日本語ドメイン名

      JPNIC ドメイン名の分類   →JPドメイン名の登録状況

    (株)日本レジストリサービス



DNS(Domain Name System)

     TCP/IPネットワークで用いるネームサービスの仕組み。
     TCP/IPネットワークでは、ドメインと呼ぶ論理的なグループを階層的に設定でき、 その論理グループ名称であるドメイン名をコンピュータの名前 (ホスト名)の一部に組み込んで利用する方法が採られています。
     あるドメイン(本学は"osaka-sandai.ac.jp")の配下のドメインを サブドメイン(当学科は"edd")と呼びます。(本学はこの方式で運営されて います)
     DNSサーバは、ホスト名IPアドレスの対応表を持っており、 通常、UNIXマシン上のソフトで実現しています。通信したい相手ホストのIPアドレスが 分からない場合、DNSサーバにホスト名を問い合わせると、そのホストのIPアドレス を通知してくれるのです。 一般的に、IPアドレスからホスト名を検索する場合、「正引き」と いい、その逆を「逆引き」と呼んでいます。
     インターネット接続したサーバの場合、全世界で一意のグローバル IPアドレス(133.64.72.12 など) が割り振られています。
     数字だけだと人間には不便なのでIPアドレスと一対一に対応するドメイン名を 使用します。
     このIPアドレスとドメイン名を対応づけるのが DNS(Domain Name Service) サーバ なのです。

    DNSサーバのイメージ
        ★IPひろば【IPアドレス検索】
        ★ドメイン/IPアドレス【whois情報検索】


    ■サーバ ( Server )

     ネットワーク上で、ほかのコンピュータに対して各種のサービスを提供する コンピュータやソフトウェアのことで、サーバ機能を提供するコンピュータを サーバ機と呼んでいる。 一方、サーバ機能を提供するサービスを利用する側のことを クライアントと呼んでいる。
     サーバには、以下のようなものがあるが、5.以降の各サーバは組織内のみで利用する。
      1. メール・サーバ:
      電子メールの機能を提供する。電子メールの送受信や各ユーザの電子メールの管理 を行う。
      本学の学生用の同サーバは、"sub.osaka-sandai.ac.jp"である。

      2. WWWサーバ:
      WWWサーバは、HTTPサーバやWebサーバとも呼ばれ、Google Crome や Microsoft Edge, Mozilla Firefox,Safari などのWebブラウザ(インターネット上のWebサーバから コンテンツを取得して表示するためのソフト)からの要求に対し、 適切なファイルをhttp形式でWebブラウザに送るためのシステム。

      3. ftpサーバ:
      FTP(File Transfer Protocol)は、電子メールと並んで、ネットワーク上の伝統的な サービスであり、プログラムや文書などをコンピュータ同士で送受信するときに 用いられるプロトコルである。具体的には、フリーソフトのダウンロードなどによく 用いられる。

      4. データベース・サーバ:
      データベースを保有し、クライアントから検索や更新などの要求を受け取ると処理を 行い、結果をクライアントに返す。
      →例えば、このページ

      5. ファイル・サーバ:
      ハード・ディスク装置などの記録媒体をクライアントが共有できるようにする。

      6. プリント・サーバ:
      クライアントがプリンタを共有できるようにする。またはLANに接続された プリンタを共有プリンタとして制御する。