■日本語について■

■日本語文字コードについて

     元々コンピュータへの文字入力は、英数字・記号だけであったため、1バイト(28=256通り) で間に合っていたが、表示技術が発達するにつれて「日本語」など多くの文字が必要な言語文化圏では、 1バイトでは不足なので主に2バイトで文字表現されるようになった。
     日本の場合、1978年に初めて JIS C 6226-1978が発表され、追加・改良がなされて1990年にJIS X 0208-1990で現在扱われている日本語文字コード大系が整い、その後もさらに発展して現在に到っている。  現在、扱われている主な日本語文字コードには以下のようなものがある。
    JISコードシフトJIS EUCコードUnicode
    JIS規格のX0208で定められた文字コードであり、パソコンでは主に電子メールで利用している。 Microsoft社が定めた文字コードであり、パソコン用OS(WindowsMac)が 利用している。 日本語UNIX系の環境で主に使用される文字コードであり、LinuxSoralisHP-UX等が利用している。 世界中の文字を表現しようと、Unicodeコンソーシアムが開発した文字コードである。
    詳しく知りたい方は、
    神崎正英 さんのページで詳しく説明してくれてます。

■日本語変換ソフトについて

     日本語に変換するためのソフトは、日本語FEP(Front End Processor)と呼んでいます。
     これは、英数文字やかな文字を主にキーボードから入力して、漢字やカナ文字等に変換してくれるソフトのことで、 OSによって標準の日本語FEPは異なります。
    Windows系Mac OS系 UNIX系
    Microsoft社が開発したMS-IMEが標準であるが、徳島県のジャストシステム社が 開発したATOKが変換効率がよく人気がある。 OSの開発元であるApple社のことえりが標準。その他、ATOKMacVJEEGBRIDGEなどがある。 UNIXは多くの種類があり標準となるものを特定することが難しいが、WnnCannaATOKなどがある。
    詳しく知りたい方は、
    阿部圭介さんのページ で詳しく説明してくれてます。

■MS-IMEによる日本語変換

    【日本語入力のオン・オフ】
      キーボード左上の"半角/全角"キーで切り換える。


    【基本】
    1. 入力したい語句の読みをローマ字でタイプする。
    2. "スペース"キーを押して「変換」する。
    3. 「変換」された文字(漢字やカナ)が正しければ"Enter"キーを押して「確定」する。
    4. 期待する文字でなければ、再度"スペース"キーを押し、""""キー あるいは"スペース"キーで「候補」を探し、
      目的の文字のところで"Enter"キーで「確定」する。
      【例】
      第1ステップ 第2ステップ 第3ステップ 第4ステップ
      "kaisei"とローマ字でタイプ
      すれば"かいせい"となる
      スペースキーを押して
      漢字「変換」する
      再度スペースキーを
      押して次の変換候補を見る
      OKであれば"Enter"キー
      を押して「確定」する


    【まとめて変換】
    1. 入力したい語句の読みをローマ字である程度区切りのいいところまでタイプする。
    2. "スペース"キーを押して「変換」する。
    3. 部分的に「変換」された文字(漢字やカナ)が正しければ"Ctrl"+"Enter"キー ("Ctrl"キーを押しながら"Enter"キー
      を押す操作)を押して部分的に「確定」する。
    4. 期待する文字でなければ、再度"スペース"キーを押し、""""キーあるい は"スペース"キーで「次候補」を探し、
      目的の文字のところで"Ctrl"+"Enter"キーで部分的に「確定」する。
    5. 同様に変換を進める。 変換対象領域を変更したいときは、"Shift"+""キーで 変更できる。
      【例】
      第1ステップ 第2ステップ 第3ステップ 第4ステップ 第5ステップ
      "daigaku1kaisei"とローマ字で
      タイプする
      "スペース"キーを押して漢字「変換」する 再度"スペース"キーを
      押して次候補を見てOKで あれば
      "Ctrl"+"Enter"キーで部分的に「確定」
      OKであれば
      "Ctrl"+"Enter"キーで部分的に「確定」
      再度"スペース"キーを
      押して次候補を見てOKで あれば
      "Ctrl"+"Enter"キーで部分的に「確定」
      漢字変換の途中で「かな文字」入力のミスを見つけたときは、"Esc"キーを押せば 「かな文字」の変更ができる。


    【ファンクションキーを使う】
    1. F7キー: ローマ字入力したかな文字を「カナ」文字にする。
    2. F8キー: 「半角」文字にする。
    3. F9キー: 入力された文字を「全角」アルファベットにする。
    4. F9F8キー: 「全角」アルファベットを「半角」文字にする。
    5. F7F8キー: 「カナ」文字を「半角カナ」文字にする。  (ただし、インターネットでは半角カナ文字は使ってはいけない文字である。)


    【読めない漢字】
    1. 例えば、「」という漢字が読めなかったとする。

    2. タスクバーの右下のインジケータ領域にがあれば、 ボタンをクリックして以下のように「手書き」を選択する。

    3. 手書き入力用画面の左側の窓で、ドラッグで漢字を手書きし、該当する文字を 右側の窓で見つけてクリックで選択する。


    【よりカッコよく使いたい】
    Kapssさんのページ で詳しく説明してくれてます。