■回転体を使った単純な形状のグラス作成
●回転体によるグラスの作成
- 新規で"Shade"を起動するか、メニューバーの「ファイル」→「新規シーン」で開く。
- 定規を表示して、データ入力画面のスケール調整を下図のように行う。
- 基本形状の作成
(1) 下の青い線のような一つの形状を「開いた線形状」で作成する。(分割しないように!)
(2) 「形状編集モード」にして、「@」と「A」のコントロールポイントを選択状態にする。
- 曲線部の処理
「形状編集」→「スムーズ」選択し、「接線ハンドル」をドラッグして調整する。
- 先端部の処理
(1) 先端部がほぼ直角になっているので、丸みを付けるために先端部を拡大する。
(2) キーボードの「Z」と「X」キーを押しながら、下図のようにコントロールポイントを
追加したいところで @ → A のようにドラッグする。 ( Deleteキーを押せば削除できる。)
(3) 追加したコントロールポイントを、ドラッグで移動して接線ハンドルでカーブを調整する。
- 直線部を曲げる処理
(1) 先ず、下図のように2ヶ所、コントロールポイントを追加する。
(2) 2ヶ所のコントロールポイントを選択状態にして、ドラッグで動かして曲げる。
(3) 形状が整ったら「形状編集」モードから「オブジェクト」モードに変更する。
- 図形の回転処理
(1) マウスの右クリックまたは「ツールボックス」で、「立体化」→「回転体」を選択する。
(2) 回転の中心軸となる線を、C → D のように Shift キーを押しながらドラッグで垂直に指定する。
- 回転結果
- ジュースの作成
(1) 「開いた線形状」を選択し、グラスの内側に下図青線のような形状を作成する。
(2) 接線ハンドルをドラッグで移動させて、グラスの内部に線が入るよう調整する。
(3) ジュースの形状が整ったら、"Enter"キーを押して「形状編集」モードを終わり、以下の操作を行う。
1). 上面図で回転の中心が、"Z = 0 mm"であることを確認する。
2). ツールボックスで「作成」を選択する。
3). 「立体化」の「回転」を選択する。
4). スナップをオンにし、正面図で回転の中心軸をドラッグで指定する。
(4) 回転で作成されたジュースとグラス
●「記憶」→「掃引」によるストローの作成
- 基準線の作図
(1) 正面図のX軸ルーラで、X=0mmをセットする。
(2) 右面図で、掃引したいストローの基本形状となる基準線を「開いた線形状」で
グラスの底から作成する。
(3) 「形状編集」モードにし、真ん中のコントロールポイントだけを 10mm で角の丸め
を行う。
- ストローの断面形状作成
(1) ストローの断面形状を作成する高さをY軸ルーラで設定する。
(2) 上面図でストローの断面形状を、ツールボックスの「作成」→「長方形」で
一辺4oで作成する。
- ツールボックスで「形状編集」→「スムーズ」を選択し、円形状にする。
- 掃引したいストローの基準線に対し、断面形状が直角になるよう「移動」→「回転」で回転する。
- 「記憶」→「掃引」
(1) 先ず、掃引させたい基準線を選択し、ツールパラメータの「記憶」で記憶する。
(2) 次に、ストローの断面形状を選択し、ツールパラメータの「掃引」で掃引する。
- 掃引の結果
●コースターの作成
- 基本形状の作成
(1) 正面図で、地面の高さにセットする。
(2) ツールボックスの「作成」で「長方形」を選択し、一辺 100mm の正方形を作成する。
(3) 図形を「形状編集」モードにして、全てのコントロールポイントを選択状態にする。
(4) ツールボックスの「編集」で「角の丸め」を選択し、半径 10mm で丸める。
- 「オブジェクト」モードに戻し、ツールボックスで「立体化」→「掃引」で適当な厚みをつける。
統合パレットで「情報」画面で、Y軸の掃引寸法を 3 mm に設定する。
- ガラスコップ・ジュース・ストローを選択状態にし、正面図上で上向き矢印のマニュピレータを選択する。
真上にドラッグしてコースターの上にのせる。
●表面材質
- ガラス(左)、ジュース(右)
- コルク風コースター
- テーブルクロス
- 作成した形状データ
- テーブルクロス以外を選択状態にし、3次元カーソルを原点に設定してメニューバーの
「ファイル」→「エクスポート」で、「形状データ」として保存する。
●面の分割設定の違いによるレンダリング結果について
- 荒いの分割
- 普通の分割
- 細かい分割
- 最も細かい分割