Good Night!
■ライティング
●無限遠光源によるライティング
- ライティング説明のために以下の3次元モデルを用意した。
- 通常は、左の「無限遠光源」の設定だけでレンダリングを行う。
この場合、光源位置、「明るさ」「環境光」の設定で全体的な明るさや影のコントラストを
変えることができる。
天井があって壁面などが暗くなるときは、2番目の無限遠光源として影無しの弱い設定
をすることもある。(下図の右側)
これは、太陽のような光源である。
●点光源によるライティング
- 上で作成した3次元モデルの中に以下のように点光源を作成した。
作成方法は、
- 右クリックの「作成」の中から「点光源」を選択する。
- 光源の中心にマウスポインターを合わせ、ドラッグで円を拡げて光の影響範囲を設定する。
図中の大きなプラスのマークが点光源であり、その中心から全方向に光が出るが、光は減衰する。
- この種の光源を利用する場合、無限遠光源は、「明るさ」や「環境光」を下げる。
(夜間の場合は、0に近づける)
- 点光源の設定情報は、点光源を選択して「情報」の中で細かな設定ができる。
ここで重要なことは、「明るさ」値の設定であり、値が大きくなるほど遠くまで光が届く。
設定した値は、図形ウィンドウ上の点光源を示すプラスのマークに連動している。
また、光源の「色」は、通常は白であるが、変更することによって空間のイメージを変化
させることもできる。
(通常の室内では、1000前後の値でよい)
●スポットライトによるライティング
- 上で作成した3次元モデルの中に以下のようにスポットライトを作成した。
図中の大きなプラスのマークが光源であり、その中心から1本の線が出ているが、この線が光のベクトル
(方向と強さ)を表している。 光は、点光源同様に距離と共に減衰する。
作成方法は、
- 右クリックの「作成」の中から「スポットライト」を選択する。
- 光源にマウスポインターを合わせ、ドラッグで光の方向と強さ(光の影響範囲)を設定する。
- さらに、右クリックの「移動」や「回転」で光の位置と方向を調整する。
- スポットライトの設定情報は、スポットライトを選択して「形状の情報を見る」で細かな設定ができる。
ここで重要なことは、「明るさ」と「角度」「ソフトネス」値の設定である。
「明るさ」は点光源と同様であるが、「角度」の調整でビームを拡げたり狭めたりすることができる。
(室内であれば、1000ルーメン程度で、角度は30°程度)
- 「ソフトネス」の調整によって、光の当たっているところから暗部までの光の減衰の仕方を調節できる。
光が強く当たっているところから暗部まで、徐々に暗くなって行く部分が「ソフトネス」の調整である。
●点光源とスポットライトによるライティング
- 3次元モデルの中に点光源とスポットライトを作成した。
- 上の条件でレンダリングしたものが下図である。
「点光源」と「スポットライト」がミックスされていることが分かる。
- 上の条件に無限遠光源の「明るさ」の値を変更してレンダリング
したものが下図である。