■単純な植栽マスの作成例
植栽マスのイメージ
ここでは簡単な植栽マスの作成方法を説明します。
サイズは 1,500 X 1,500 X 100 mm です。 状況に応じてサイズを変更してください。
ここで使うテクニックは、他の要素(例えばベンチの角材やオブジェ)にも応用が可能です。
- 植栽マスの基本形状を作成する
- 長方形の作成
(1).正面図の左側のY軸ルーラで高さを 0mm にセットする。
(2).ツールボックスで「作成」を選択する。
(3).「形状」の「一般」で「長方形」を選択する。
(4).上面図の原点から座標値を見ながら(X:1500.0, Z:-1500.0)までドラッグする。

- 四隅の丸め
(1).ツールボックスで「編集」を選択する。
(2).「線形状」の「角の丸め」を選択する。
(3).「ツールパラメータ」で半径を「40.00mm」にセットする。

- 立ち上げ
(1).ツールボックスで「作成」を選択する。
(2).「立体化」で「掃引」を選択する。
(3).正面図の原点からドラッグでY値「100.0mm」まで立ち上げる。

- 自由曲面に変換
(1).下図のように「閉じた線形状の掃引体」や「ルートパート」の名称を変更し、
「植栽マス基本形状」を選択する。
(2).ツールパラメータ内の「自由曲面に変換」を選択する。
→ 
- 変換後の表示

- データの移動
自由曲面パートの外にある「閉じた線形状」を下図のようにドラッグで移動する。

- 一点に収束の準備
自由曲面パートに移動した最下段の「閉じた線形状」を選択する。
この時点では、右図のように枠だけの状態となっている。

- 一点に収束
(1).ツールボックスで「編集」を選択する。
(2).「一点に収束」を選択する。
一点に収束することによって、右図のように蓋ができる。

- 上面エッジの丸めの準備
ブラウザで、自由曲面パート内の下から二つ目の「閉じた線形状」を選択する。

- 上面エッジの丸め
(1).ツールボックスで「編集」を選択する。
(2).「角の丸め...」を選択する。
(3).ツールパラメータで半径を 30.00mm に設定する。



- 植栽マスの表土を作成する
- ブラウザでの形状選択
何も考えないで作成すればとんでもないことになるので、以下のように選択しておく。

- くり抜き形状の作成
(1).正面図の左、Y軸ルーラ上で植栽マスの上面より数ミリ上になるよう高さをセットする。
(グリッド・スナップを解除した方が良い。)
(2).ツールボックスで「作成」を選択する。
(3).「形状」の「一般」で「長方形」を選択する。
(4).上面図で、植栽マスの内側 100mm になるよう対角線上にドラッグで長方形を作成する。

長方形の作成結果

- くり抜くために長方形を掃引する
図形ウインドウの正面図を下図のように拡大して作業する。
(1).ツールボックスで「作成」を選択する。
(2).「立体化」の「掃引体」を選択する。
(3).シフトキーを押しながら、B → C に向かって Y軸値 : 85mm までドラッグする。
※ 植栽マスの上面から 15mm 下がったところを表土としている。

- くり抜くための名前の変更
「閉じた線形状の掃引体」をダブルクリックし、先頭に半角「 * 」の付いた名前に変更する。

- 設定結果

- 表面材質の設定
- 植栽マス基本形状の表面材質設定
基本色は、 R:195, G:190, B:180 とした。(状況に応じて変更して下さい。)
イメージサイズを 0.01 としているが、奥の方に配置するのであれば少し大きくしてもよい。

- 表土(芝)の表面材質設定
バンプマッピング用白黒画像の作成は、トリム画像の作成と同じように、
メニューの「イメージ」 → 「モード」で「グレースケール」 → 「モノクロ2階調」
とモード変更して白黒画像を作成する。
(白い部分が凸で黒い部分が凹むような凹凸感のあるレンダリング効果が得られる。)


- 植栽マスのレンダリング見本
- 植栽マス上面部エッジの丸めの有無による比較

- 植栽マスに樹木や草花を植える場合の注意
(1).悪い設定
植栽マスの表土がくり抜かれてできているため、樹木のパート名に何も付けないと十時
の線が出るのでダメである。

(2).良い設定
植栽マスの表土がくり抜かれてできているため、樹木のパート名に半角"+"を付けると
十時の線が出なくなる。
