(1). 実際は、各自が撮影したデジタルカメラ画像を Photoshop Elements で読み込む。
練習用画像のリンク ← ここでは練習用画像のダウンロードをする。(2,200 x 3,300 ピクセル、2.4MB)
(2). 画像の補正
① メニューバーの「画質調整」を選択する。
② 「自働スマート補正」を選択して画像の明るさやコントラストについて自働補正する。
③ メニューバーの「画質調整」を再度選択し、「自働シャープ」を選択して画像を鮮明にする。
(3). 明るさとコントラストを手動で調整する方法
手動で(意図的に)明るさとコントラストの調整をしたいときは、次のようにして行います。
① メニューバーの「画質調整」を選択する。
② 「ライティング」を選択する。
③ 「明るさ・コントラスト」を選択する。
明るさとコントラストを例えば以下のように設定し、OKボタンをクリックする。
プレビューがチェックされておれば、設定が画像に反映されます。
ここでは、トリミングの方法を (1). 一般的な切り抜き と (2). ガイドを利用した切り抜き の二通り説明
していますが、どちらの方法でも構いません。
(1). 一般的な切り抜き
① ツールバー(画面左)の 「切り抜きツール」を選択する。
② 画像の左上にマウスカーソルを移動する。
③ の右下に向かってドラッグで切り抜きたい範囲を大まかに設定する。
切り抜きたい範囲を上下()か左右()の枠上で、ドラッグで範囲を調整し、
画像右下にある黄緑のチェックマークをクリックするか、Enterキーを押して切り抜く。
(2). ガイドを利用した切り抜き (Elements 2020 の場合は、「エキスパート」から「ガイド」に切り替える)
① 下図のように、パネルバー(画面右上)の編集内が「標準」になっているので「ガイド」を選択する。
② 「基本編集」内の「写真を切り抜き」を選択する。
① 先ず、樹木の根元付近を下図のように切り抜き範囲を設定する。
② 次に、左右の切り抜き範囲を調整し、樹木の幹が画像の中心(図の▲の位置に調整ハンドルがくるように!)
になるよう設定し、画像右下にある黄緑のチェックマークをクリックして切り抜く。
(3). 画像サイズの変更 (ショートカットキー: Ctrl + Alt + i )
① メニューバーの 「イメージ」を選択する。
② 「サイズ変更」を選択する。
③ 「画像解像度」を選択する。
「画像解像度」のダイアログが表示される。
(ショートカットキー"Ctrl + Alt + i "を使えばいきなり表示が可能)
① チェックボックスの「画像の再サンプル」をチェックにする。
② チェックボックスの「スタイルを拡大・縮小」をチェックにする。
③ 「バイキュービック法-シャープ(縮小に最適)」を選択する。
① 「pixel」になっていることを確認する。
② ここでは高さの値を「1024」とキーボードで入力する。
※ パースの奥側に配置する場合、高さを 640 や 300 など小さいサイズにする。
③ 「OK」ボタンをクリックする。
(1). オリジナル画像のレイヤー名変更
A. ① レイヤー名「背景」の文字列をダブルクリックする。
(右クリックで「レイヤー名の変更」を選択しても可能)
B. レイヤー名の変更
① レイヤー名を「元画像」に変更する。
②「OK」ボタンをクリックする。
C. レイヤー名が変更できた画像。
D. ボタンをクリックしてレイヤーをロック状態にする。
(2). 元画像レイヤーの複製
A. 複製の準備
① 元画像レイヤー上で右クリックする。
② 「レイヤーを複製」を選択する。
B. レイヤー複製ダイアログが表示される。
C. レイヤー名の変更
① 新規名称を「作業用画像」に変更する。
②「OK」ボタンをクリックする
D. ① ボタンをクリックしてレイヤーのロックを解除する。
(3). 切り抜き確認用レイヤーの作成
A. ① レイヤー「元画像」を選択状態にする。
B. ① 新規レイヤー作成ボタンをクリックし、
② 新規レイヤー「レイヤー1」を作成する。
C. 新しいレイヤーを目立つ色で塗りつぶす
① レイヤー名を「切り抜き確認用画像」に変更し、レイヤーを選択状態にしておく。
② ツールパネル内の 「塗りつぶしツール」を選択する。
③ 画像上をクリックして塗りつぶす。
D. 「切り抜き確認用画像」レイヤーが以下のようになればOK。
(1). 自動選択ツールによる背景画像の選択と切り抜き
A.自動選択ツールの設定
① 「作業用画像」レイヤーを選択状態にする。
② ツールパネルの 自動選択ツールを選択する。
③ 自動選択ツールのオプションを以下のように設定する。
・許容値:20
・アンチエイリアス:解除
・隣接:選択(チェックボックスをチェックする)
・全レイヤーを対象:解除
④ 自動選択ツールで空の部分を選択する。
B. 近似色の選択
① メニューバーの「選択範囲」を選択する。
② 「近似色を選択」を選択する。
C. 選択されている状態を拡大表示し、必要であればさらに「近似色を選択」を繰り返し選択し、
選択範囲を拡げる。
D. 樹木の幹内が選択されていないことを確認しながら、周辺の異なる色を、
Shiftキーを押しながら追加選択してもよい。
(選択の解除は、ショートカットキー "Ctrl + d " または "Esc" キーで解除できる。)
E. ある程度選択できたら Deleteキーで選択したところを削除する。
F. 画像を拡大表示してさらに消したい空の色を選択し、
「近似色を選択」で選択範囲を拡げて Deleteキーで削除する。
G. 画像を拡大表示して背景の建物等を選択し、Shiftキーを押しながら周辺も追加選択する。
① ツールパネルの「消しゴムツール」を選択する。
② サイズを100px程度に設定する。
③ モードを「鉛筆」に設定する。
④ 選択されているところを削除していく。
(2). 多角形選択ツールによる背景画像の選択と削除
① 幹など選択する形状が単純な場合は、ツールパネルの 多角形選択ツールで下図のように囲む。
(アンチエイリアス を解除してから選択すること!)
② 「消しゴムツール」または"Delete"キーで削除する。 (支柱も削除する)
(選択の解除は、ショートカットキー "Ctrl + d " または "Esc" キーで解除できる。)
(3). 樹木幹部の修正
A. 自動選択ツールを使うと思わぬところが切り抜かれているので、修復の準備をする。
① 元画像レイヤーを選択する。
② ツールパネル内の「長方形選択ツール」を選択する。(アンチエイリアス を解除してから選択すること!)
③ 修正したい部分を ③ から ④ に向かってドラッグで選択状態にする。
B. 元画像レイヤーからのコピー
① ショートカットキー: "Ctrl + c " でクリップボードに入れる。(コピーする)
② 「作業用画像」 レイヤーを選択する。
③ ショートカットキー: "Ctrl + v " で貼り付ける。
新しくレイヤー1が作成される。(貼り付けた画像が入っている)
C. コピーの追加
① ツールパネル内の「移動ツール」を選択し、コピーした画像を下に移動して延ばす。
② ショートカットキー: "Ctrl + v " で貼り付ける。
③ 「貼り付け」と「移動」を繰り返して幹部分を修正する。
D. 下のレイヤーと結合してレイヤーをまとめる
① ショートカットキー: "Ctrl + e " を押して下のレイヤーと結合する。
② "Ctrl + e " を繰り返し、作業用画像レイヤー内に貼り付けた画像をまとめる。
E. レイヤーの結合結果
F. 不要な部分の除去
① 不要な部分をツールパネル内の「長方形選択ツール」を選択し、ドラッグして囲む。
② Deleteキーを押して削除する。
(4). 樹木切り抜きの完成
・ 最終的には、下図のように仕上げる。
◆ psdファイルの保存
① メニューバーより、「ファイル」を選択する。
② 「別名で保存」を選択する。
③ 「Photoshop(*.PSD,*.PDD)」を選択する。
④ ファイル名は、「keyaki1024-19m***」とする。 (赤字のところは半角の学籍番号)
⑤ 「保存」ボタンをクリックして保存する。
◆ 樹木・人物画像の準備
① 各自が撮影した樹木や人物の画像を使うことを原則とします。
② うまく撮影できない学生は、樹木の場合 こちらで用意した画像 を使う。
③ 石川橋と長町の画像を対象に「景観シミュレーション」を行うので、その場所に合うと思う樹木を選択し、
このページで説明している要領で別の樹木の画像を作成する。
④ 人物の場合、肖像権の問題が発生しないよう友達同士で撮影する。
石川橋と長町の風景の中に溶け込んでいるようなアングルで撮影し、切り抜くこと。